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アナ雪は一日にして成らず、ディズニープリンセス復活の秘密

カテゴリー: ビジネス, 小ネタ
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アナとエルサといえば、いまや世界中の女の子の憧れのプリンセスです。
2013年の公開以降『アナ雪』関連商品は売れ続け、
ディズニーリゾートで新しく開催されるイベントのメインもアナとエルサがほとんどとなりました。

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しかしこの2人のヒットの裏にはディズニーの長年の苦労と、
ある1人の「元」ディズニー社員ジョン・ラセターの存在がありました。

プリンセスの人気が出ない…ディズニーの低迷

ディズニーが公式に発表しているプリンセスは13名で、その中でも、白雪姫・シンデレラ・アリエル・ジャスミン・ベル・オーロラの6名は商品展開も活発で人気のキャラクターです。この6名の中で一番登場が新しいのは『アラジン』のジャスミンですが、この作品の公開は1992年と20年以上も前です。ディズニーは長年、この6名に続いて爆発的な人気を誇ってくれる、新しいプリンセスを求めていました。『アラジン』以降、有色人種のジャスミンの人気を受けて、ポカホンタス、ムーランなどの非白人のプリンセスキャラクターを排出しましたが、その人気は爆発的とは言えませんでした。そこでプリンセスに一旦見切りをつけたディズニーは、1970年代に一世を風靡した『くまのプーさん』と『おしゃれキャット』のような動物路線に変更し、『ダイナソー』や『リロ・アンド・スティッチ』を公開してどちらも日本国内だけでも興行収入30億円以上のヒットを記録しました。しかしその後に続いた、『ホーム・オン・ザ・レンジ』や『チキンリトル』は、いずれも大ヒットとはならず、手詰まりの状態が続きました。

「元」ディズニー社員ジョン・ラセターが再びディズニーへ

ディズニーの低迷が続く中、世界的に大ヒットを飛ばし続けたスタジオがあります。それが『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』を生み出したピクサー・アニメーション・スタジオです。このピクサーをスティーブ・ジョブズらとともに設立した人物こそが、24歳でディズニー・アニメーション・スタジオに入社したものの、当時保守的だったディズニーに3DCG技術を提案し、ついには解雇されたジョン・ラセターでした。数々の大ヒットを受け、2006年にピクサーはディズニーの子会社となり、ラセターは再びディズニーに復帰、そしてアニメ部門のトップに就任しました。

ラセターのディズニー改革

ラセターがディズニーアニメ部門トップに就任した当時、プリンセスもダメ、動物もダメ、とディズニーは完全に行き詰まっていました。新作が生みだせず続編ばかりが制作され、劇場公開作品でもヒットが出ていない状況でした。この中で、ラセターは改革に乗り出します。ラセターのアニメ映画作りは、まず脚本を徹底的に練るところから始まります。立場を超えて監督、脚本家、プロデューサーらがミーティングを重ねるという、ピクサーで培った手法をディズニーに持ち込みました。2004年の『ホーム・オン・ザ・レンジ』を最後にディズニーの2Dアニメの制作は打ち切られていましたが、ディズニーが長年培ってきた手書きアニメーションの伝統を絶やしてはならないとラセターは考えます。そうして2009年に生まれたのが、2D作品の『プリンセスと魔法のキス』です。

ディズニーに再びプリンセスを

『プリンセスと魔法のキス』は、ディズニーの伝統的な「プリンセス」と「ミュージカル」という要素を取り入れながらも、黒人女性を主役にするという大胆な試みに挑戦しています。この作品は北米で興行収入1位でスタートし、批評家からも高い評価を受け、プリンセスビジネスの新しい可能性を示しました。続いて2010年に発表された『塔の上のラプンツェル』は全編3DCGで制作され、全世界で5億ドルのヒットとなります。日本では2011年3月に公開され、東日本大震災の影響を受けて上映スクリーン数が減ったにも関わらず、25億円のヒット作となりました。3DCGという新しい技術と伝統的なプリンセスものを融合した傑作の誕生でした。そしてついに全世界興行収入10億ドルを突破した『アナ雪』が生まれます。童話の『雪の女王』を元にした『アナ雪』は、もともとヒロインと悪の女王が戦う古典的なストーリーとして制作がスタートしました。しかしラセターや監督のジェニファー・リーをはじめとした制作陣はストーリーの改稿を重ねていき、ディズニー史上初のダブルヒロインである、アナとエルサという二人のプリンセスの傑作を生み出したのです。

なぜ『アナ雪』がこれほどまでのヒット作になったのでしょうか。
キャラクター、音楽、脚本、ディズニーというブランド力…
もちろんこれらなくしてはヒットはなかったでしょう。
しかし一番の理由はこの作品に至るまでのディズニーの過程にあったのではと考えられます。
『アナ雪』の大ヒットは、ディズニーの長年の苦悩と、
一度ディズニーを離れ、再びディズニーに求められたジョン・ラセターをはじめとした、
スタッフの情熱ではないでしょうか。

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