税理士のみなさまにとって、なくてはならない存在として

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Mikatus公式ブログ

海外出張に行ってきました!

カテゴリー: 社長日記

こんにちは。
A-SaaS(エーサース)社長の田中です。

本日は、2月の下旬に当社の筆頭株主であるEight Roadsさんの計らいで行ってきた海外出張(シリコンバレーとサンフランシスコ)の報告をさせていただきます。

今回の海外出張の一番の目的は、アメリカ最大手のクラウド会計システム企業をはじめとした、アメリカ西海岸を拠点とする最先端のクラウドベンチャー企業との意見交換でした。
先日ご報告した通り、A-SaaS(エーサース)はこの1月に創業以来初の単月黒字化を達成しましたが、今後さらに強い経営基盤をつくっていくために、先達から学べるものが必ずあるはず、という考えがありました。

現地では、私たちと同じく税務・会計・給与システムを開発・販売しているIntuit社(インテュイット社、アメリカのクラウド会計システム市場において最大手のシェアを誇る企業。時価総額はなんと5兆円!)や、業界は異なりますが同じSaaS(Software as a Service)ビジネスを展開しているセールスフォース・ドットコム社の中でVC事業を担うセールスフォース・ベンチャーズ(SFV)、そしてSFVの投資先である急成長中のクラウドベンチャー企業等を訪問し、それぞれのCEO、COO等の方々と意見交換をおこなってきました。

シリコンバレーやサンフランシスコに代表されるアメリカ西海岸は、なんといってもIT企業の聖地でもあり、Google、アップル、アマゾンなどの世界的企業が生まれた土地です。私もIT企業の社長の端くれとして、この地で多くの刺激と気づきを得ることができました。

現地での私は、夜ベッドに入ってから90分おきに目が覚めて、思いついたことをメモしてはまた寝て、ということを繰り返していました。
まさに「寝ても覚めても」これからのA-SaaS(エーサース)はどうあるべきかということを考え抜いた5日間の出張でした。

現地で私がとったメモは膨大な量にのぼり、学んだことも考えたことも多岐に渡りますが、クラウド会計の世界的企業であるIntuit社や、さまざまなクラウドベンチャー企業との意見交換から得た「気づき」は、今後のA-SaaS(エーサース)の方向性に多くのヒントを与えてくれるものでした。以下に少しだけ私のメモを抜粋させていただき、そこで考えたことを記載します。

・(製品として)「何を作るか」も大事だが「我々は何者か」のほうがより重要。自分たちは何者で、何のためにそこに存在していて、どんな人にどんな価値を提供したいのか、それが一番重要。
・カルチャー、ミッション、バリューといった、その会社のアイデンティティーを明確にすること、それを社員にきちんと伝えることが何よりも重要。会社のカルチャーに合わない人を雇ってはいけない。

 

上記2点は、あるクラウドベンチャー企業の経営陣とのディスカッションの中で書き留めたメモです。主に経営理念や組織運営に関する話なのですが、これを受けて改めて確信したのは、「私たちA-SaaS(エーサース)は何者で、誰にどんな価値を提供したいのか、それを明確にすること、そしてそれを常に全社員が意識しながら仕事することが極めて重要である」ということです。

私たちはクラウドで税務・会計・給与システムをつくって販売している会社です。ややもすると、日々の議論は「どんな機能を開発すべきか」「それを開発するのにどのくらい時間がかかるのか」といった「今ある製品をどうすべきか」といった議論に終始してしまいがちです。

しかし、本当に大切なことは「私たちは何のために存在しているのか」、「お客様である税理士さんにとってなくてはならない存在に私たちがなるために、何をしなければならないのか」、そして、「税理士さんが中小企業に価値を提供するために私たちは何ができるのか」、そういったことを考えることなのです。
そして、それを社長や役員などの限られた人間だけが考えるのではなく、A-SaaS(エーサース)の全社員が考え続けること。これらが極めて重要であると改めて確信しました。

・Intuitは、税理士が中小企業の力になるため、中小企業に価値を提供するために、様々なツールを税理士に提供している。
・基本的に中小企業から利用料を受け取り、税理士には無償提供(本当は3000ドルだけど5件の顧問先がいれば無料というように)。

 

上記2点は、Intuit社の事業戦略に関するメモです。
Intuitも私たちA-SaaS(エーサース)も、本質的には考えてることがいっしょだということがわかりました。

私たちは、税理士、中小企業、そしてA-SaaS(エーサース)の三方よしの実現を目指しています。具体的には、中小企業を税理士が支え、その税理士さんたちを私たちA-SaaS(エーサース)が支えるということを意味しています。
実はIntuitも同じことを考えているということです。Intuitの税理士とのかかわり方は「中小企業の役に立つ様々な製品やサービスを税理士を通じて提供する」というものです。これは、私たちA-SaaS(エーサース)が提供する、会計システム、給与計算システム、A-SaaSフリコミ、A-SaaSコネクトといったサービスを、税理士さんが中小企業に提供してくださっている今の我々の姿と同じです。

ただ、異なるのはお金の流れです。
Intuitは税理士さんの存在をリセーラー、つまり自分たちの製品やサービスを中小企業に販売してくれるビジネスパートナーと位置付けているため、それらが売れた場合には税理士さんにも手数料が入るようになっています。
しかし、当社の場合は、税理士さんは私たちのお客様であり、提供する製品やサービスへの対価は税理士のみなさまからのみ頂いています。そのため、当社が税理士さんに手数料を支払うといったお金の動きは皆無です。
もちろん国が違えば、私たちのようなシステム提供企業・税理士・中小企業の関係性や、商習慣が異なる部分も考慮する必要があると思いますが、ここには私たちの商売におけるヒントもあるように思いました。

もちろん、今回取り上げさせていただいたような海外の事例だけに頼るのではなく、当社は当社ならではの方向性を独自に考えていく必要があると思っています。

私がA-SaaS(エーサース)の社長に就任してから取り組んできたことを謙虚に振り返りながらも、今回訪問したような世界最先端のクラウド企業に負けないようにチャレンジしていきたい。そう決意を新たにする機会になった海外出張でした。

みなさま、これからもご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします!

田中

A-SaaSでは税理士業務に役立つ情報・ツールを提供しています。