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【2013年版】あの年はどんな企業が上場した? 話題の上場企業、監査法⼈・主幹事まとめ

カテゴリー: ビジネス
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IPO銘柄の株価が初値をピークに下がり続けてしまう…上場後に業績を何度も下方修正する…そんな傾向を「上場ゴール」と揶揄する声があります。

先ごろ、ついそうやって口にしたくなるような一件があったのも、記憶に新しいはずです。その一件では、主幹事証券会社の振る舞いも併せて指摘されていました。

そんな一件がありながらも、毎年のようにIPOによって話題を集める企業があり、上場まで導くために裏方で汗を流した主幹事証券会社と監査法人がいるのも事実。

「あの年にはどんな企業が上場したのだろう?」と思い返してみると、意外に忘れている銘柄も多いのではないでしょうか。

そこで今回は一昨年の2013年に上場し、話題となった企業10社をピックアップ。記事執筆時(2015年5月25日付)の株価と比較してみました。

結果的には1社を除く企業が下落の傾向にあり、中には90%近く値を下げたものもありました。また、上場に際して活躍した主幹事証券会社と監査法人についてもまとめます。

2013年に話題となった上場企業10社まとめ

2013年1〜3月

オイシックス

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2000年6月にマッキンゼー・アンド・カンパニー出身の高島宏平氏が代表となりオイシックス株式会社を設立。同年、eコマースサイト「Oisix(おいしっくす)」を実験的に立ち上げ、生鮮食品20品目の取り扱いをスタート。

2001年7月からは宅配事業を本格化させ、有機野菜、加工食品、飲料などの定期宅配と都度宅配でユーザーの支持を集めました。給食事業を手掛けるシダックスフードサービスをはじめ、ニッセン、三越伊勢丹などとも提携。2013年3月13日に東証マザーズへ上場。

上場時の初値は3700円であり、2015年5月25日時点では2103円と-43.16%下落しています。

オルトプラス

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2010年5月の創業当初より、ソーシャルゲームアプリの開発に特化して事業を展開してきたゲーム開発メーカー。

主に「GREE」向けに制作を続けてきましたが、2013年3月には業務資本提携を結び、合弁会社「オルトダッシュ」も設立。代表作に『バハムートブレイブ』『精霊ファンタジア』など。2013年3月14日に東証マザーズへ上場。

上場時の初値は4015円であり、2015年5月25日時点では843円と-79.00%下落しています。

タマホーム

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福岡を拠点に建設業を営んでいた筑後興産株式会社の土木、建築、設計、不動産業を分離独立する形で、1998年6月に創立。

「いい家でしかも安い!」を合言葉に、注文住宅のハウスメーカーとして躍進。2004年6月に大阪、2005年6月に東京と本社機能を移転。

テレビCMにタレントの木村拓哉さんを起用する、プロ野球の球場にバックネット裏広告を出すなどの積極的な宣伝手法でも知られている。2013年3月27日に東証1部へ上場。

上場時の初値は1700円であり、2015年5月25日時点では588円と-65.41%下落しています。

2013年4〜6月

オークファン

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インターネットオークションの商品及び価格情報の比較・検索・分析ができる個人開発のサイト「オークション統計ページ(仮)」を営業譲渡により取得した後、同サービスを「オークファン」として運営するのを目的として、株式会社デファクトスタンダードよりメディア事業を新設分割し、2007年6月に設立。

この他、プロ向けのネットオークション相場検索・データ分析ツールや、フリーマーケット開催情報サイトなどを手がけています。

2015年5月26日にDeNAよりBtoB向けのマーケットプレイスを買収すると発表。2013年4月25日に東証マザーズへ上場。

上場時の初値は10480円であり、2015年5月25日時点では818円と-92.19%下落しています。

リプロセル

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2003年2月設立。同年に東京大学、京都大学と共同研究契約を結び、現在はES/iPS細胞用の研究試薬販売や創薬支援、臨床検査事業などを手掛けるバイオベンチャー。

2012年10月には京都大学の山中伸弥教授が世界初のヒトiPS細胞の樹立に成功し、ノーベル医学生理学賞を受賞しましたが、その樹立・培養の際にもリプロセルの培養液が使用されていたことでも知らています。2013年6月26日に大阪証券取引所JASDAQ(グロース)へ上場。

上場時の初値は17800円であり、2015年5月25日時点では669円と-96.24%下落しています。

2013年7〜9月

サントリー食品インターナショナル

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日本のウイスキー・ビールメーカーであるサントリーホールディングス傘下の子会社。

2009年1月23日にサントリー食品株式会社として設立された後、2011年1月1日よりサントリー食品インターナショナル株式会社に商号変更。

日本、欧州、アジア、オセアニア、米州などで清涼飲料や食品の製造・販売事業を手がけています。国内向けでは缶コーヒー「BOSS」、「サントリーウーロン茶」、「ペプシネックス ゼロ」などのブランドを展開。2013年7月3日に東証1部へ上場。

上場時の初値は3120円であり、2015年5月25日時点では5160円と65.38%上昇しています。

フォトクリエイト

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2002年1月にインターネットを活用した写真サービスの提供を目的として創業。全国各地のイベントやスポーツの試合などにカメラマンを派遣し、撮影してきた写真をユーザーがインターネット経由で購入できるサービスを手がけています。

社交ダンス、サーキットレース、お祭り、マラソン大会、学校行事など、ニッチな分野での撮影の他、結婚式当日の写真をインターネット上で閲覧できるサービスや、プロ野球の読売ジャイアンツのオフィシャル写真販売サイトも展開。2013年7月10日に東証マザーズへ上場。

上場時の初値は3775円であり、2015年5月25日時点では1560円と58.68%下落しています。

2013年10〜12月

じげん

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2006年創業。自らの主力事業を「ライフメディアプラットフォーム事業」と称し、複数のインターネットメディアや企業の情報を横断検索できるサービスを提供しています。

転職・就職、住宅購入、引越し見積もり、結婚、自動車売買などのライフイベントに特化した情報をじげんが集約し、ユーザーはじげんが運営するウェブサイト上から一括して検索、応募、問い合わせを行うことができます。

上場後は、美容・ヘルスケア業界に特化した求人サイトを運営する株式会社リジョブや、人材紹介システム開発・販売を手がける株式会社ブレイン・ラボを買収。2013年11月22日に東証マザーズへ上場。

上場時の初値は1750円であり、2015年5月25日時点では690円と60.57%下落しています。

アライドアーキテクツ

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2005年8月に創業。FacebookやTwitterなどのSNS上を活用したマーケティングやプロモーション支援事業、またそれに係る戦略策定や運用代行をメインに、ウェブサイトの制作・運用代行なども手がけています。

社員の平均年齢が29歳と若いのも特長。2013年11月29日に東証マザーズへ上場。

上場時の初値は5600円であり、2015年5月25日時点では734円と86.89%下落しています。

オウチーノ

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2003年4月に前身となる株式会社ホームアドバイザーを設立。新築・中古住宅をはじめ、賃貸物件、リフォーム・リノベーション、建築家による注文住宅といった住環境に関する情報を検索できるサイトを企画・運営しています。

2008年にその後の社名となる「O-uccino(オウチーノ)」をオープンし、2012年11月に商号変更。2013年12月11日に東証マザーズへ上場。

上場時の初値は8050円であり、2015年5月25日時点では1343円と83.32%下落しています。

主幹事数では野村證券。特筆すべきはSMBC日興証券

さて、次に上記10社の主幹事証券会社を見てみましょう。最も多いのは野村証券が担当した3社で、SMBC日興証券が2社、SBI証券が2社、みずほ証券が1社、大和証券が1社と続きます。

サントリー食品インターナショナルは、多くの証券会社が入るなかで、野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の2社が主幹事を務めました。

では、具体的に各主幹事がどの企業を担当したのか見ていきましょう。

野村證券

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2013年にIPO案件の主幹事を務めた数は31社と、他者を圧倒したのは野村証券。今回の注目企業では、オルトプラス、じげん、アライドアーキテクツを担当。

2014年ではアドテクノロジー系のフリークアウトやVOYAGE GROUPを担当していましたが、これらのデジタルマーケット分野にも意欲的な姿勢が見て取れます。

SMBC日興証券

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2013年にIPO案件の主幹事を務めた数は9社と、野村證券に次いだのがSMBC日興証券。

今回の注目企業ではオークファンとリプロセルの主幹事を務めましたが、この2社は初値上昇率が303.1%、456.3%と、かなりの上昇率を見せたことでも話題をさらいました。

SBI証券

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2013年にIPO案件の主幹事を務めた数は6社となったSBI証券。今回の注目企業ではフォトクリエイト、オウチーノを担当。

同年では他にもシステム情報、アビスト、ビューティガレージといったBtoB向けサービスを手がける企業を担当する印象を受けます。

みずほ証券

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2013年にIPO案件の主幹事を務めたのは8社となったみずほ証券。今回の注目企業ではオイシックスを担当。

メディア露出なども多かったオイシックスの他にもシンプロメンテ、ダイキアクシスなどを手がけました。翌年、2014年の担当した企業の傾向である「インフラや手堅い事業を行う会社が多い」は、2013年でも健在か。

大和証券

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2013年にIPO案件の主幹事を務めたのは6社となった大和証券。今回の企業ではタマホームを担当しています。

2014年にはIPO案件数は21社と、トップの野村証券に次ぐほどでしたが、2013年度はそこまでの勢いはなかったようです。2013年はタマホームの他にもオープンハウスを担当していますが、2014年ではプラットフォーム系のサービスを展開する企業を手がけた印象があるだけに、この点も布石であったといえるでしょうか。

最後に、上場を担当した監査法人についても見ていきます。今回の注目企業10社を監査法人別で見ると、有限責任監査法人トーマツが6社、有限責任あずさ監査法人が3社、新日本有限責任監査法人が1社を手がけました。

2013年の総IPO件数別で見ても、この3社で上位3位までを独占しています。

有限責任監査法人トーマツ

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今回の注目企業では、オイシックス、オルトプラス、タマホーム、リプロセル、サントリー食品インターナショナル、じげんを担当した有限責任監査法人トーマツ。

合計件数では27件にものぼり、2012年度の18件より大きく数を伸ばしました。担当企業の初値時価総額では、サントリー食品インターナショナルなどの大型案件を手がけたことも要因ですが、2位の有限責任あずさ監査法人におよそ6倍の差をつける圧倒ぶりです。

有限責任あずさ監査法人

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オークファン、フォトクリエイト、アライドアーキテクツを担当したのが有限責任あずさ監査法人。上位3位まで中でも歴史のある監査法人ですが、2013年は合計13社を手がけ、2012年の9件からアップ。

新日本有限責任監査法人

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最後に、オウチーノを担当した新日本有限責任監査法人。2013年は合計6件と、2012年の9件から減少していました。

方や、2014年では18件と躍進し、西武ホールディングスやリクルートホールディングスといった超大型案件を受け持つことになるだけに、発奮の一年となったのでしょうか。

まとめ

今回の2013年版の調査では、2014年版と同じく、「野村証券」「有限責任監査法人トーマツ」の2大巨頭は変わらず。

しかしながら、2014年版の監査法人における初値時価総額の合計額では、大型案件と担当件数の増加で、トーマツを下位2社が巻き返すなどの動きがありました。

2013年は、IPOマーケットのまさに夜明け前だったといえる1年といえるかもしれません。2015年も続々と上場が進んでいるだけに、ランキングにも大きな変化表れそうです。

以上、【2013年版】あの年はどんな企業が上場した? 話題の上場企業の監査法人&主幹事まとめでした。

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