技術力を正しく価値につなげていきたい。
エンジニアの存在意義は技術を用いた価値創出にある。

はじめまして。
Mikatus株式会社(以下Mikatus(ミカタス)) 開発責任者の土田です。
私たちMikatusに興味を持っていただいているみなさんに会社と私のお話をさせてください。

自己紹介

私は、大学院で情報科学を専攻したのち、SIer のネットワークエンジニアとして証券会社の西日本エリア営業店を担当しておりました。その後、総合広告代理店にて新規事業開発のプランナーを経験し、前職ではデータ入力のクラウドソーシングを提供するスタートアップの CTO を務めました。

自分自身で起業しようと考え、まずは個人事業主として独立し、最初の仕事としてMikatusの事業に業務委託の立場で参画することになりました。それが当社Mikatus との出会いです。ちょうどオフショア開発から完全内製化に切り替わるタイミングで、社内のエンジニアも少なく、エンジニア組織としては黎明期でした。

当社の直接のお客様は税理士さんなのですが、実は前職でも税理士さんがお客様にいらっしゃったので、この業界には可能性があるなと感じていました。社内で仕事をしはじめて、ちょうど会社がエンジニア組織の立ち上げ時期であり、そこをまとめ、自走できる組織にしていく人が足りていないという意識から、きちんと社員として会社を支えたいという思いに至りました。その結果、2017年2月に正社員として入社することになり、その後すぐに開発部門の責任者に就任しました。

Mikatusのミッション&ビジョン

ところで、みなさんは税理士さんの仕事内容をご存知でしょうか?

ひとつは税務顧問です。中小企業や個人事業主が納付すべき税額を確定しそれを申告する業務を代行する仕事になります。とくに法人における税額の計算は複雑であるため、その業務を税理士事務所に依頼していることがほとんどです。そのため、税理士は日本の徴税を支えているという見方もできます。

海外に目を転じてみると、バルト三国のエストニアのように徴税という仕組みがほぼすべてシステム化されてしまった国もあります。野村総合研究所の予測によると、10〜20年後に我が国の税理士の仕事が代替される可能性は92.5%とのことです。つまり、我々エンジニアが税理士という仕事を消滅させてしまうかもしれないということです。

実は税理士の仕事はそれだけではありません。もうひとつの仕事が経営顧問です。中小企業の経営者に寄り添って、経営に関わるよろずの悩みに応える仕事です。小さな会社になると経営の相談相手となると税理士の先生ということがよくあります。ほかの士業が専門とする業務であっても、税理士のところに一旦相談が来るのです。

予測において代替される仕事というのは税務顧問の仕事です。果たして、税理士のいない未来は幸せなのでしょうか?理路整然と間違いのない税金が計算され、その金額を納税する未来です。

私は、税務顧問に関連する仕事のすべてと言わないまでもかなりの部分がシステム化されてしまうと思っています。一方で、経営顧問に関連する仕事のほとんどの部分はシステム化されないと信じています。

自動化された様々な業務システムを使いこなし、中小企業の経営者にわかりやすい言葉で説明し、経営者が抱える課題を一緒に解決していくというのが未来の税理士像です。

税理士がリアクティブに税務顧問をして節税を提案する世界ではなく、税理士がプロアクティブに経営顧問として経営者に伴走する世界を実現したいと考えています。

私の仕事について

現在の私の仕事は、エンジニアが所属するプロダクト開発グループの組織化と、プロダクトにおける技術方針の決定です。

プロダクト開発グループの組織化については、グループを成長させていくにあたり、エンジニアを採用し、若手エンジニアを育成し、エンジニア文化の形成を推進しています。現在はエンジニアの人数が20名を超え、4つのプロジェクトチームで開発できるようになりました。

プロダクトにおける技術方針については、Mikatusのプロダクトは長期に安定して供給する必要があり、また、既存プロダクトの技術的負債を返済しつつ、今後新しい技術的負債をつくらないような技術を選定しています。

会社のすきなところ

エンジニアの増員もそうですが、ユーザーサポート(US)や営業のメンバーについてもここ2年ぐらいで大幅に人数が増えました。その流れの中で会社の文化が醸成されてきました。そんな会社の雰囲気やプロダクト開発グループの雰囲気もここでお伝えしたいと思います。

Mikatusすごいなと思うところはいくつもあるのですが、成長意欲と助け合いはMikatusらしい文化だと思います。

Mikatusには成長意欲に溢れたメンバーが多数在席していると感じます。社内を歩くメンバーを呼び止めて、「あなたは何を目指しているの?」「今やっていることはそこに繋がっているの?」と聞いてみたら、かなりの確率で具体的な回答が返ってくる気がします。メンバー一人ひとりが成長意欲を持っていることはもちろんのこと、会社としてもメンバーの成長を支えたいという想いがあるので、自然とそういう雰囲気になっています。

助け合いの気持ちがグループ横断で存在しているのもいいところです。「プロジェクトチームがプロダクトをリリースしなければならないが、QAフェイズでテスターが足りない」ということになれば、企画者もエンジニアも全員でリリースのために自分の仕事の責任範囲を超えてテストに回ります。プロダクトを早くリリースして価値を早く届ける意義を共有できているからだと思います。

また、プロジェクトチームのみならず、税制改正のタイミングでテスターが足りないということで、システムの動作に詳しいUSグループのメンバーが手伝ってくれて無事にリリースに漕ぎ着けるということもありました。営業グループや経営管理グループの作業自動化をエンジニアメンバーが手伝っていたりもします。

全体として前向きで思いやりがある会社です。Mikatus社内のフロアを歩いていただければ、説明するまでもなく感じていただけるのではないでしょうか。

エンジニアリングが好きな人と一緒に働きたい

Mikatusのエンジニア組織はここ1年で人数が2倍以上になりました。エンジニア組織としてまとまりながら、Mikatusらしいエンジニア文化も醸成されてきました。

そんなエンジニア組織のリーダーである私としては、エンジニアという仕事を楽しめる人と一緒に働きたいという想いがあります。仕事をしている時間は人生の大部分を占めるので、仕事をしている時間が楽しいと感じられることが理想だと思っています。もちろん、楽しいことばかりではないとは思いますが、せめて有意義だったと振り返られる仕事であってほしいものです。

そんなエンジニアという仕事が好きだというメンバーと毎月 1 on 1 をしています。その 1 on 1 の中で「エンジニアとして成し遂げたいことは何か?」「2、3年先はどうなっていたいか?」と質問を投げかけています。その中で各人のエンジニアとして達成したいことが見えてきます。

アブラハム・マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」と書いています。エンジニアによって自己実現の方法は異なると思いますが、そこを明らかにするための壁打ち相手としてサポートしていきたいと考えています。

例えば、「生涯コードを書き続けたい」というエンジニアが2人いても、それぞれが成し遂げたいことは異なることが多いです。コードを書き続けることによって直接的な価値を生み出し続けたいという人もいれば、洗練されたコードを書く技術を探究したいという人もいるのです。

Mikatus のエンジニアに期待する技術力と価値創造

エンジニアとして仕事をする上で技術力は切り離せない関係にあります。エンジニア、つまり技術者と名乗るからには、一定水準の技術力は身に付けて当然です。少なくともMikatusでエンジニアを名乗る上では技術力を身に付ける努力をしてもらっています。

とくに、エンジニアとして食べていける技術を身に付けてほしいと思っています。今はエンジニアとして職があって当たり前です。その一方で、ほとんどのエンジニアがこの先20年、30年エンジニアとして仕事をしていかなければなりません。そうなったときに自分に仕事があると信じられるために何をしたらいいかを一緒に考えています。

一定水準の技術力を身に付けたその先には、きちんと自分の未来を考え、その未来のために自分を成長させる戦略を自力で組み立てられる。そこまでがMikatusのエンジニアとして持つべきスキルだと思っています。これはおそらくエンジニアリングが好きじゃないとできません。「エンジニアという仕事を楽しめる人」がうちに多いのはそういう理由です。

さらにその技術力を正しく価値につなげていきたいものです。エンジニアの存在意義はあくまで技術を用いた価値創出にあります。価値を生み出さないコードはどんなに綺麗に書かれていたとしても単なる負債なのです。

技術を正しく価値につなげるには、顧客を知り、業務を知る必要があります。価値提供まで責任を持つ。すべてにおいてそれができるわけではありませんが、そういう意識を持って仕事をしているエンジニアは生き残る気がします。

Mikatusのプロダクトは税金の法律である税法などの影響を受けます。毎年改正があり、その改正に対応できないプロダクトは無価値になります。その価値にエンジニアとしてコミットしているので、何がなんでもその対応は期限に間に合わせます。ブラック企業と言われたとしてもやりきります。絶対です。そういう仕事もあるので覚悟もしていただきたいのですが、メンバーの意識がそこに向き、さらにある程度の開発リソースもあるので、多少の余裕を持ってリリースに漕ぎ着けられています。

チームとして成功するためのコミュニケーション

トム・デマルコは「実際のところ、ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである」と『ピープルウェア』で書いています。プロジェクトが失敗する原因はそういうものです。

技術力がなくていいと言っているわけではありません。技術力がないためにコミュニケーションが成り立たないことは往々にしてあります。「ビジターパターンで書いた方が開放閉鎖原則的にいいよね」とか「このエンティティのフィールドは値オブジェクトにしようよ」とか「そこって Promise が返ってくるんだよね?」とか「Option はモナドだから for 内包表記で書いたら?」とか、こういう会話が円滑にできることが理想です。

一方、コミュニケーションは専門用語にもとづいたものだけではありませんし、エンジニア同士のコミュニケーションだけでもありません。同じプロジェクトチームのPMや企画者、QAエンジニアと連携してプロダクトを開発する必要があります。もちろん、USグループや営業グループともコミュニケーションを取りますし、お客様のところに赴いてお話を伺うこともあります。

最終的な価値を提供するためにやるべきことのひとつにコミュニケーションは入ってくるわけです。

コミュニケーションを円滑にするためにひとつ大事にしている価値観 HRT があります。謙虚 (Humility)・尊敬 (Respect)・信頼 (Trust) の頭文字を取って HRT です。『Team Geek』という本に書いてあるのでご存知の方も多いかと思います。コミュニケーションが苦手だとしても、HRT を念頭に置いてコミュニケーションすること、プロダクト開発グループにおけるコミュニケーションの大前提です。






私たちMikatusが描く未来や価値観に共感いただける方とぜひ一緒に働きたいと思っています。ご応募お待ちしております!

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